就活にはヒントがある


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あなたらしさは意思です。

長年、広告会社で、就活生の面接をしてきました。そのなかで驚かされたことがいくつかあります。

アドバイスできることはいっぱいあるのですが、聞きにくる人もないので、自分でちょこっと書きます。

すごく驚かされたことのひとつに、「手振り」があります。「ハイ、次の方、まず簡単に自己紹介をお願いします」と言うと、早速、始まります。「えー、ワタクシは・・・〇〇大学の・・・大学時代、いちばん学んだことは・・・御社を希望したのは・・」。ワタクシ、では、こちらに手の甲をみせながら片手を胸のところにおきます。大学時代、では、右手と左手を肩幅くらいに広げて、軽く振ります。御社を、では、僕の方に手のひらを出して指し示します。とにかく、その動きはかなり忙しく、御社は、でいきなりを手のひらをぐっと出されると、微妙にドキッとしたりします。問題は、です。ほぼ8割の人が、この手のダンスをすることです。

なぜ、そうなのか。それは、明らかに、誰かが教えたからです。おそらく、大学か就活関連企業のセミナーかなにかでしょう。さて、そこで。僕が疑問に思うのは、なぜ、学生たちは教えられたことをそのまま実行すれば、みんな同じ仕草になるかも?と思わないのか、ということです。感受性、あるいは俯瞰力ですね。

面接は、ずばり、個体差を見ています。その人らしさを見つけようとしています。人と同じは、プラスポイントになることはほぼありません。「違ってなんぼ」なのです。

あなたにとって面接官はひとりかもしれませんが、面接官にとってあなたは大勢のなかのひとりなのです。この真実を敏感に感じ取るセンスが必要です。さらに、その先にある、「あなたらしさ」を出すことはとても難しいことだ、という真実の第2フェーズに気付いて欲しいのです。

あなたらしさを表現することは、就活生だけでなく、一般ビジネスパーソンにとっても、最大の課題かもしれません。みんな、そこを悩んだりしています。その課題を入社試験の際に、まずは出来た人がゴーサインをもらうわけです。ま、面接官の質問も、

極めて普通すぎて、自分らしさを出すきっかけにはならない、かもしれません。しかし、表現をさぼっていいわけではありません。

最後に、もうひとつ。

この個体差を鮮やかに発揮して入社した諸君が、数年たつと、あらら、実に会社の組織人として「らしさ」を押し殺しながら生息するようになります。ま、こちらのほうが、より問題かもしれませんね。

らしさという一人称を、相手という3人称複数に認めさせるには、そうとうの意思が必要だということなのです。僕もふくめて多くの人が、そこをクリアーするために、あれこれ思案して生活している、ことを知って欲しいと思います。


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